Center for
Analytical Instrumentation
CHIBA UNIV.

利用の手引き

利用の手引き

※図上で項目をクリックすると、説明にジャンプします。

利用前の手続き

1利用相談・利用形態の選択

 機器の利用形態には以下の2種類があります。ただし機器によって可能な利用形態および利用区分(学内利用/学外学術利用/学外一般利用)に制限があります。なお学外利用者の利用区分にご注意下さい。

利用者測定:利用者自身が機器を操作します。
      事前に機器または測定方法ごとの「利用ライセンス」を取得する必要があります。

依頼測定: 機器管理担当者が試料をお預かりして測定を行い、データをお渡しします。
      「利用ライセンス」は不要です。

 利用形態などのご相談は、電子メールにてご連絡下さい。


2設備NWへの登録

 機器の利用予約および利用料金の管理は、大学連携研究設備ネットワーク(設備NW)大学連携研究設備ネットワーク(設備NW)のオンライン予約・課金システムを介して行います。同システムを初めて利用する際には、所属する研究室や部署の登録手続きが必要となります。 登録手続きの完了後、研究室・部署ごとに設備NWの利用者アカウントを作成することができます。

利用者測定

3利用ライセンスの取得

 利用ライセンス申請資格者は、原則として理系学部4年生以上に相当する知識・経験を有している方です。(一部の機器では別途制限があります)
 機器ごとに利用講習を行います。講習回数は機器や利用者の熟練度によって異なります。既に同じ部署・研究室内にライセンス取得者がいる場合は、その方から基本的な講習(トレーニング)を受けて下さい。該当者がいない場合は、機器管理担当者が行います。
 十分に講習を積んだ後にライセンス試験(実技や筆記)を受けて、合格すればライセンス交付申請書を提出後にライセンスの発行となります。ライセンスは原則として年度内有効(更新可能)です。なおライセンス講習や試験などでは機器管理担当者が立ち会うため、通常の利用者測定料金に測定サポート料やライセンス試験料が加算されます。  またライセンス発行に伴い千葉大学研究設備活用システム(CURIAS)千葉大学研究設備活用システム(CURIAS)のアカウントが作成され、ライセンス情報の管理や測定データのやり取りが可能となります。


4利用者測定の予約

 利用者測定の場合は、設備NWのオンライン予約・課金システムにログインし、利用したい機器の「相互利用」を選んで予約します。なお機器によっては事前に設備NW内で利用資格申請をする必要があります。また予約可能時間についても機器ごとのルールがあります。
 予約のキャンセルが可能な時間も機器によって異なります。キャンセル料が発生する場合もありますので事前にご確認下さい。


5利用者測定の実施

各機器室のカギは1階 総合受付室前室に設置してあるキーボックスに保管してあります。ICカードキーを用いてカギを取り出してください。(ヨウ素資源イノベーションセンター(CIRIC)に設置してある共用機器については、CIRICでカギを管理しております) 利用後は速やかにカギを返却するようお願いします。
 利用者測定で得られたデータは、原則として利用後直ちに利用者が回収して下さい。(パソコン内のデータは機器管理担当者が削除する場合があります) 測定データの回収についての詳細は各機器のライセンス講習時に説明があります。
 また、測定終了後には「測定データボックス測定データボックス」を使用して利用報告書を申請して下さい。(一部の機器では省略しています) なお実際の利用時間が予約時間よりも大幅に短縮される場合は、直ちに共用機器センターにお知らせ下さい。

依頼測定

6依頼測定の申込・試料提出

 依頼測定の申し込みは、設備NWのオンライン予約・課金システムにログインし、利用したい機器の「依頼測定」を選び必要事項を記入して下さい。(利用ライセンスは不要です) あわせて依頼測定申込書(電子ファイルまたは紙)を提出して下さい。
 測定スケジュールや試料提出方法については機器管理担当者とご相談下さい。


7依頼測定の結果報告

 依頼測定の結果は、機器管理担当者よりメールなどでお知らせします。また残余試料の扱い(返却/廃棄)についても担当者とご相談下さい。(学外への送付は原則として着払扱いとなります)

機器利用後の手続き

8 利用内容の確定・料金請求

 機器の予約情報、利用報告書などの情報に基づいて、研究室・部署(機関)ごとに課金します。利用時間などに変更があった場合は必ず利用報告書に詳細内容を記入して申請をすると共に、必要に応じて直ちに共用機器センターに連絡して下さい。
 利用料金は機器や利用方法によって異なります。詳しくは、共用機器一覧・利用料金表をご覧下さい。
 各機器利用の終了後1ヶ月以内に、設備NWから利用内容と料金が確定した旨のメールが利用者および会計責任者宛てに届きますのでご確認下さい。
 なお利用料金の支払い時期は学内利用・学外利用で異なります。詳細は利用に関するQ&A(9P~)をご確認下さい。

来所時・機器利用時の注意など

  • 1. 共用機器センターの正面出入り口(自動ドア)が開くのは平日8:30~18:00(夜間・土日祝日は施錠)、
    スタッフが在室しているのは平日9:00~17:00となります。スタッフ不在時の提出物・返却物は、総合受付室内のポストへ投函してください。
  • 2. 各機器室のカギの取り出しおよび開扉時間外の入館には、ICカードキーが必要となります。主な研究室には既にカードキーをお渡ししてありますので、事前にご確認下さい。ただし、電子スピン共鳴装置(ESR)室のカギは、総合受付室にて借り受ける手続きを行ってください。
  • 3. 共用機器センターおよび各機器の設置施設内では本学および各施設が提示する利用ルールに従って下さい。
  • 4. 機器利用時には調製済みの試料を持参して下さい。共用機器センター内での試料調製は原則としてできません。やむを得ない場合は事前にスタッフまでご相談下さい。
  • 5. 機器利用後は次の利用者の迷惑にならないように、機器室内を元の状態に戻して下さい。なお原則として機器室内で測定済みの試料や非共用の器具などを保管することはできません。また測定済みの試料や私物などの忘れ物にもご注意下さい。
  • 6. 地震や火災などの非常時には、スタッフの指示や建物の掲示に従って避難して下さい。また緊急時の連絡先は各機器室および共用機器センター内の火災報知器設置場所などに掲示しています。
  • 7. 千葉大学は環境ISO14001及びISO50001を取得しています。節電・節水・ゴミの分別を心がけてください。特に一時退室時の消灯および空調の停止にご留意下さい。

学外利用に関する特記事項

学術利用と一般利用

 学外の方による機器利用は、その目的によって「学外学術利用」と「学外一般利用」の2種類に区別され、それぞれ利用料金などが異なります(詳しくは共用機器一覧・利用料金表)。

学外学術利用:主に学術研究を目的として測定・実験の成果を公開する場合に適用され、大学などの教育・研究機関
       や公共機関などによる利用が該当します。

学外一般利用:主に商業利用を目的として測定・実験の成果を非公開とするもので、民間企業による利用が該当しま
       す。ただし民間企業の利用であっても成果の公開を前提とする場合や千葉大学の教員と共同研究を
       実施している場合は学外学術利用に区分されることがあります。詳細は事前に共用機器センターにご
       相談下さい。

学外利用前の注意

 利用者測定をご希望で初めて本学の共用機器を利用する場合は、原則として利用開始前に共用機器センターに来所していただき、スタッフと打ち合わせを行っていただく必要があります。またご希望に応じて実機見学を行うことも可能ですが、打ち合わせ当日に測定を行うことはできません。
 また特に学外一般利用の場合には、測定データの秘密保持や機器破損時の取り決めなどについての「覚書」を利用開始前に取り交わします。覚書の文面は定型を用意していますが、双方協議の上で追加修正ができる場合がありますのでご相談下さい。
 なお、利用料金は四半期毎のご請求となり、第4四半期(締日:3月31日)は4月以降のご請求になりますのでご注意下さい。

学外利用における来所時・機器利用時の注意など

  • 1. 原則として 平日9:00~17:00 のみとさせていただきます。これ以外の時間帯での利用を希望される場合は、必ず事前に電子メールにてご相談下さい。ただし機器管理の都合上、時間外の利用希望には対応できない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
  • 2. キーボックス開閉に必要なICカードキーは、総合受付室より貸し出しいたします。
  • 3. 機器によっては事前に学内利用予約や対応するスタッフの予定を調整する必要がありますので、予約はおおむね1週間前までに行ってください。    
  • 4. 学内の教育研究のための利用、機器の保守・修理および講習会の実施などにより、予約時間の変更をお願いすることがあります。また学内利用の繁忙期(年末~年度末)などにおいては、利用時間の制限をお願いすることがあります。
  • 5. 測定終了後には「測定データボックス」を使用して利用報告書を速やかに申請してください。
  • 6. 自動車で来所される場合は、大学正門の守衛所で臨時入構許可証を受け取って下さい。なお本学西千葉キャンパスでは、自動車で1時間以上入構する場合は1時間毎に100円の料金がかかります。(1時間までは無料、24時間最大500円)。また、共用機器センターには専用駐車場がありませんので、周辺施設の駐車スペースをご利用下さい。
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